2010年04月20日

国家築くロマン、全身で感じる 平城遷都1300年祭(産経新聞)

 日本という国家と精神文化の土台が築かれた時代の中心地だった平城宮。その現場で、平城遷都1300年祭のメーンイベントが24日、開幕する。奈良時代へと“タイムスリップ”できる平城宮跡会場(奈良市)の様子を、一足早く写真で紹介する。

 ■大極殿、高御座…遣唐使船も復原

 平城宮跡会場には復原された第一次大極殿、朱雀門をはじめ、奈良時代の歴史と文化を実感できる施設が並ぶ。

 平城宮の正面玄関には、朱雀門を警備した衛士(えじ)たちの様子を再現。鎧(よろい)を身につけ、弓や槍(やり)などの武具を手にした約10人が隊列を組んで登場。朱雀門を開門する衛士たちの厳かな身ぶりには、実際の1300年前の都を目の当たりにしているかのように引き込まれる。

 第一次大極殿の中に再現された儀式の際に天皇が着座した「高御座(たかみくら)」。四方の壁に日本画家、上村淳之(あつし)さんが描いた神獣「四神」などの壁画が壮観だ。

 また、遣唐使船も復原された。全長約30メートル、幅約10メートル、帆を含めた高さ約15メートル。甲板には上ることができ、当時の衣装を羽織ることも可能。荒波を越えて中国へ向かった吉備真備や阿倍仲麻呂の気分に浸れる。

 11月7日までのメーンイベント期間中、約250万人の来場が見込まれている。

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2010年04月19日

<抹茶ぜんざい>おこげから金属片発見 自主回収…天野実業(毎日新聞)

 食品製造・販売の天野実業(広島県福山市)は16日、「アマノフーズ」ブランドで販売した「おこげ入り抹茶ぜんざい」などおこげを使用したフリーズドライ18商品を自主回収すると発表した。今月10日、同県内の女性が「おこげ入り抹茶ぜんざい」のおこげを割ったところ、中から金属片(長さ2センチ、直径0.3ミリ)が見つかったため。健康被害などの報告はないという。

 問い合わせは同社商品回収専用ダイヤル(0800・123・3046)。【高山梓】

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2010年04月14日

注目を集める布ナプキン 子宮疾患啓発から体と心見つめ直す(産経新聞)

 きょう4月9日は「子宮の日」。子宮頸(けい)がんのリスクを啓発する動きが広がりを見せる中、女性の間で布製の「布ナプキン」が注目を集めている。「ゴミが出ない」「不調が軽減する」「気持ちが前向きになる」といった生き方そのものを見つめ直すきっかけにもなっており、布ナプキンの付録付きの本も登場している。(中島幸恵)

 ◆憂鬱な月経を前向きに

 「子宮の日」は主に20〜30代の若い世代に向け、子宮を思いやり、子宮頸がんといった子宮疾患についての予防意識を高めてもらおうと設定された。中でも子宮頸がんは検診で早期発見・予防が可能であるにもかかわらず、毎年2000人以上が死亡しているといわれる。

 医師や市民団体などで作る「LOVE49●プロジェクト」事務局(東京都千代田区)は今年から一般向けに、検診を呼びかけるトークショーの開催やチラシを全国各地で4月9日に配布。プロジェクトを主催するNPO法人「子宮頸がんを考える市民の会」の渡部亨宏事務局長は「子宮を守るのは自分自身という意識を高め、がんのリスクを軽減させたい」と意気込む。

 子宮疾患への啓発が進むにつれ、注目を浴びているのが布製の生理用品「布ナプキン」だ。使い捨てが当たり前の生理用品にあって、洗濯して繰り返し使える。月経時の色や量を確認できることが、自分の体を見つめ直すきっかけにもなっている。

 皮膚がかぶれなくなったり、冷えない、においがしないのが特徴。憂鬱(ゆううつ)な月経期間を前向きにとらえる女性たちの間で、布ナプキンを購入したり自分で製作する動きも活発だ。

 ◆環境にも体にも良い

 10年ほど前から布ナプキンの製作、販売に取り組んでいるクリエーターのユーゴさん(36)は出産・育児を機に布ナプキンに換え、心身ともに快調になった。「当時は布ナプキンの話をすると、『気味が悪い』『面倒』と見向きもされなかった」と振り返る。

 布ナプキンへの偏見を払拭(ふっしょく)しようと、デザインや生地を工夫して製作、販売したところ、ここ2年ほどで取り扱い店舗が拡大、ネットでの問い合わせや購入も増えてきたという。

 「最近の“もったいない”風潮もあって、『環境にも体にも良い』と評価が高まっている」とユーゴさん。

 ユーゴさんは「子宮の日」に合わせ、布ナプキンの効能や扱い方をまとめた著書『布ナプキン こころ、からだ、軽くなる』(産経新聞出版)を発行。使い方や洗い方、外出先での不安など、布ナプキンにまつわるさまざまな疑問を丁寧に説明している。

 実際に、使い勝手と心地良さを実感してほしいと、著書にはオーガニックコットンでできた布ナプキンの実物が付録として付いている。

 ユーゴさんは「布ナプキンを通して、体や心を大切にする生き方を考えるきっかけにしてほしい」と呼びかけている。

                   ◇

 ■昨年度は単年度だけで106万枚販売

 国内の布ナプキンメーカー32社各社の調査によると、平成10年度から20年度までの10年間における布ナプキンの累計販売総数は376万枚。しかし、昨年度は単年度だけで106万枚販売され、20年度までの10年間の販売総数の約3分の1に上り、最近の注目の高さをうかがわせる。

 1人が10枚使用すると仮定すると、昨年度だけでも約10万6千人が布ナプキンを使用した計算だ。環境や体、心の問題に関心の高い女性が多いだけに、布ナプキンの使用は急速に広がりそうだ。

●=黒ハート

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